atGPジョブトレってどうなの?口コミ・評判まで徹底調査!|就労移行支援
この記事では、就労移行支援サービス「atGPジョブトレ」を徹底解説していきます!
- おすすめの就労移行支援(リワーク施設)ってどれ?
- atGPジョブトレってどうなの?
こんな風に思っている方は多いのではないでしょうか。
僕もリワーク施設を選ぶとき、かなり迷いました。
今回はそんな方に向けて、atGPジョブトレの特徴をまとめていきます!
- 就労移行支援・リワーク施設を探している人
- atGPジョブトレを利用するか迷ってる人
記事内容は以下の通りです。
- atGPジョブトレのサービス内容
- atGPジョブトレの実績
- atGPジョブトレの口コミ・評判
- atGPジョブトレのコース紹介
本記事を読むことで、あなたにatGPジョブトレが合うかどうかが分かります。
筆者は双極性障害を患っており、現在はリワーク施設に通っています。障害者の目線で解説していきます。
atGPジョブトレの特徴を分かりやすく解説していきますので、ぜひご覧ください。
atGPジョブトレの概要
まずは、atGPジョブトレに概要からどうぞ!
基本情報
「atGP(アットジーピー)ジョブトレ」は、ゼネラルパートナーズが運営する就労移行支援サービスです。
ゼネラルパートナーズは、障害者向けの総合就職・転職サービス「atGP」を展開している企業です。
簡単に言うと「atGPジョブトレは、atGPの就労移行支援サービス」だと思っていただいて大丈夫です!
atGPジョブトレでは、就職だけでなく、就職後も継続して働けるようなサポートを目指しています。
コースは「うつ症状コース」「発達障害コース」「統合失調症コース」「聴覚障害コース」「難病コース」があり、利用者の障害にあったプログラムを受講することができます。
事務職で活躍するために必要なスキルを身につけるプログラムと、atGPの様々なサービスを活用して就職後も自分らしく働き続けるためのトレーニングと就職サポートを行なっています。
ここで注意点ですが、atGPジョブトレはこれまで下記のサービス名で運営されていました。
- シゴトライ → atGPジョブトレ うつ症状コース
- リンクビー → atGPジョブトレ 発達障害コース
- リドアーズ → atGPジョブトレ 統合失調コース
- いそひと → atGPジョブトレ 聴覚障害コース
- ベネファイ → atGPジョブトレ 難病コース
2021年5月から変更になっています。
また、この他にも別枠でIT・Webスキルを身につけたい方向けの「atGPジョブトレIT・Web」もあります。
ご自身の障害・目的に合わせて、コースを選ぶことができます。
各コースの特徴は後半に紹介しますね。
利用料金
就労移行支援の料金は、国の定める法律により決まっており、利用者の収入よって異なります。
自己負担の月々の上限金額は、下記のように前年度の住民税に応じて設定されています。
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
---|---|---|
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満*) | 9300円 |
一般2 | 上記以外 | 37200円 |
* 収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります
ちなみに筆者の場合、負担上限月額9300円でした。
この場合、1ヶ月間毎日利用しても月額9300円で済みます。
atGPジョブトレの利用者の過半数以上は無料で利用しています。
ご自身の負担上限額を知りたい方は、お住まいの地域の障害福祉課へお問い合せください。
atGPジョブトレの実績
次は、atGPジョブトレの実績を紹介します。
「atGPジョブトレのHP」を参考にしてます。
利用者の満足度92%
利用者の満足度が92%と非常に高い数値を誇っています。
atGPジョブトレの卒業生が満足して就職したことが伺えます。
2019年8月利用者のアンケートより
1事業所あたりの年間就職人数
atGPジョブトレの1事業所あたりの平均年間就職人数は、24名。
これは全国の就労移行支援事業所の平均3.4名のなんと7倍です。
就職実績が非常に高いです。
2019年4月~2020年3月の就職データより
就職した人の年齢
atGPジョブトレは幅広い年齢層に利用されています。
2019年9月~2020年8月の就職データより
利用者の就職状況
事務職での就職率
一般事務や専門事務(営業・経理・総務などの事務)での就職率が94.5%です。
利用者のほとんどが事務職についていることが分かります。
2019年9月~2020年8月の就職データより
業種
利用者は幅広い業種に就職しています。
2019年9月~2020年8月の就職データより
企業規模
利用者は様々な規模の企業に就職しています。
社員数1000名以上の規模の就職は30%を超えます。
2019年9月~2020年8月の就職データより
利用者の就職後
就職後の定着率91%
就職後半年間の職場定着率91%を超えます。
全国の定着率と比べて非常に高く、atGPジョブトレのプログラムが「継続して働く」ことに役立っていることが分かります。
2019年度実績より
仕事に役立っている
atGPジョブトレに通所した経験が役立っていると答えた卒業生は86.6%です。
2020年11月卒業生アンケートより
- 利用者の満足度92%
- 就職実績が非常に高い
- 事務職での就職率94.5%
- 就職後の定着率91.4%
- 利用者の満足度92%
- 就職実績が非常に高い
- 事務職での就職率94.5%
- 就職後の定着率91.4%
atGPジョブトレの口コミ・評判
atGPジョブトレの口コミ・評判を紹介します!
Google Mapの口コミ、HPからピックアップしました。
atGPジョブトレの良い口コミ・評判
実践的なプログラムに加え、転職までの個別サポートが丁寧で、焦って転職しそうになっても止めてもらえる安心感、そして利用者間のコミュニケーションも活発で雰囲気がいいことが、通所を決めた理由です。
他の事業所では、就職に必要な技能や経験を培うことに重きを置いている所が多かったと思いますが、ここは自己理解などを重視し、根本的な改善に重きを置いている雰囲気を感じました。
担当してくださったスタッフさんが悩みや心配ごとを丁寧に聞き出してくださり、うまく言葉にできないことも理解を示してくださって、ここでなら漠然と感じている不安を言語化したうえで対処していけると思ったから。
6年以上うつ病で引きこもりでした、ここに通いはじめて生活習慣改善はもちろんマイナス思考をプラス思考に変えられました。 ストレスマネジメントやビジネスマナーの他、PC研修など実践的な研修もしっかりしています。現に私はPCに関しては初心者でしたし、事務経験もなく社会復帰も年齢的に諦めてましたが就職できました。 今は感謝でいっぱいです、合う合わないはあると思いますが見学と体験してみてはいかがでしょうか?
事業所見学、体験通所5日間を経て、9か月通所後、就職しました。プログラム内容や支援職員の方々のサポートだけでなく、ピアサポートを大事にする場であることが、よかったです。 ワンフロアで見通しがいい反面、人が多いときに感覚過敏があると、事業所内にずっといるのがしんどいこともありますが、自ら申告して別室に移動したり休憩をとるなど、就職後にも必要なスキルなので、よい練習になりました。
atGPジョブトレの悪い口コミ・評判
障害を分かってもらえなくて悲しかったです。 途中で退所した人がすごく多くて、どの障害でも受け入れると書いてあったけど絞られた人しかダメでした。 (一部抜粋)
都内、いえ日本全国で、 うつ、双極性対象の障害者就労移行支援事業所の中ではトップレベルの事業者である事は間違いありません。 社員、利用者の質高く、就労に繋がる可能性は高いです。 プログラムも工夫洗練され運用も素晴らしいです。 しかしそれが就労に必ずしも繋がらない場合も高いです。 特に高年齢の場合は困難を極める確率は高いです。 私は現在シゴトライ利用中ですが、道半ばで未だ結論は出ていません。 今後も就労目指し活動続けますがどうなりますか。 こちらで再就職チャレンジの価値はあります。 興味のある方は是非とも事業所体験され、相性をご自身でお確かめ下さい。
atGPジョブトレの口コミ・評判まとめ
atGPジョブトレの口コミ・評判をまとめると以下のようになりました。
- ○実践的なプログラム
- ○転職までのサポートが丁寧
- ○事業所の雰囲気がいい
- ○スタッフが親切
- ×障害を理解してくれないスタッフがいる
- ×就労に繋がらない人もいる
「障害を理解してくれないスタッフがいる」「就労に繋がらない人もいる」という悪い口コミもありましたが、「atGPのプログラム・サポートを評価している」人の方が多かったです。
ちなみに、左記はatGPジョトレの利用を決めた方のアンケート結果です。
口コミ・評判と一致してることから、利用前に持っていた印象通りだったことが伺えますね。
2019年8月利用者アンケートより
atGPジョブトレのサービス
それでは、atGPジョブトレの全体サービスを紹介します。
atGPジョブトレは下記の3つのサービスを提供しています。
- 3つのスキルを取得
- 就職活動をサポート
- 復帰後の定着をサポート
細かく見ていきましょう。
サービス①:3つのスキルを取得
atGPジョブトレでは、障害者が自分らしく継続して働くために、3つのスキル取得が重要であると考えています。
❶ 障害理解・対処スキル
継続して働くためには、障害の理解とそれに対処できる必要があります。
それぞれの障害に合わせたプログラムが用意されているため、障害理解・対処スキルを身につけることができます。
❷ ビジネススキル
利用者が事務職で活躍できるように、コミュニケーションやPCスキルなどのビジネススキルの取得を目指します。
就職先で実際に働くことを意識したトレーニングを行っていきます。
ちなみにatGPジョブトレで事務職のスキルの獲得を目指すのは、障害者向け求人がの大半が、事務職で占められている現状からきています。
❸ 実践スキル
模擬職場トレーニングを行い、身につけたビジネススキルを試すことができます。
また、企業でのインターン実習もあり、実際の企業の現場で業務にチャレンジします。
サービス②:就職活動をサポート
継続して働くことができる職場への就職を、スタッフと一緒に目指します。
以下のようなサポートを受けながら就職活動を進めます。
- 就職活動の準備をするための就職活動研修
- さまざまなサービスを活用した就職先の提案
- 応募書類の添削や面接の練習などの個別サポート
サービス③:復帰後の定着をサポート
atGPジョブトレでは就職を目標にするのではなく、就職後も継続して働けることを目指します。
そのため、就職後も定期面談をし困りごとを解決したり、職場環境の改善に向けて企業への交渉もしてくれます。
atGPジョブトレの特徴
次は、atGPジョブトレのメリット・デメリットを解説します。
atGPジョブトレのメリット
atGPジョブトレのメリットを4つ挙げました。
- 症状にあったコースがある
- 事務職で働くためのスキルが身につく
- 就職活動をサポート
- 満足度の高いサービス
細かく見ていきましょう。
① 症状にあったコースがある
atGPジョブトレでは、「うつ症状コース」「発達障害コース」「統合失調コース」「聴覚障害コース」「難病コース」を用意しています。
自分の障害にあったプログラム、サポートが受けられますので、自分らしく継続して働き方法を身につけられます。
② 事務職で働くためのスキルが身につく
ビジネススキル講座では、事務職に必要なコミュニケーションやPCスキルを身につけることができます。
利用者のほとんどが事務職で就職しています。
これは障害者手帳が必要な求人は、事務職が大半という現状が関係しています。
③ 就職活動をサポート
atGPジョブトレでは、障害と上手に付き合いながら継続して働ける職場を一緒に探してくれます。
就職活動研修、応募書類の添削、面談の練習まで就職まで徹底サポート。
また、atGPジョブトレは同社サービス「atGP転職」「atGPエージェント」も併用して利用でき、企業探しを全力で支援してくれます。
④ 満足度の高いサービス
上述の通り、atGPジョブトレの利用者満足度は92%と非常に高い数値を誇っています。
その数値の高さから、きめ細やかなサービスを受けられることが分かります。
atGPジョブトレのデメリット
atGPのデメリットを挙げました。
- 事業所の数が少ない
- 交通支援・昼食支援がない
① 事業所の数が少ない
atGPジョブトレの最大のデメリットは、事業所の少なさです。
事業所のほとんどは関東エリア(一部関西)にあり、利用できる人は限られています。
障害に特化した就労移行支援としては、トップクラスのサービスであることは間違いないので勿体無いですね。
② 交通支援・昼食支援がない
就労移行支援の中には、交通支援・昼食支援があるところも。
しかし、atGPジョブトレではどちらもありません。
自費で用意する必要があります。
と言っても支援がある就労移行支援の方が珍しいので、これはデメリットには入らないかもしれません。
ちなみにお住まいの地方自治体によっては、交通費を支援してくれるところもありますので、障害福祉課に訪れた際は確かめてみてください。
atGPジョブトレをおすすめする人
atGPジョブトレをおすすめする人を箇条書きしました。
以下をご覧ください。
- お住まいの地域に行きたい事業所がある人
- 就職活動に対して不安な気持ちがある人
- 自分の障害に不安のある人、自分の障害にあったトレーニングをしたい人
- 事務職での就職を目指している人
当てはまる数の多い人は、一度お近くの事業所を見学してみてはいかがでしょうか。
atGPジョブトレの各コースを紹介
atGPジョブトレの障害別各コースを紹介します。
障害専門だから、障害を理解した効果的なサポートができます。
うつ症状コース
うつ症状に特化したプログラムを提供し、就職後も安定して継続して働くことをサポートします。
うつ症状専門のプログラム例としては以下のものがあります。
- 症状理解
- ストレスマネジメント
- 認知行動療法
- アンガーマネジメント
- etc
特にうつ症状の方には、考え方を変える認知行動療法がおすすめします。薬物治療と併用することで、長く働き続けられることが分かっています。
発達障害コース
発達障害に特化したプログラムが受けられ、就職後も長く働けるようにサポートします。
発達障害専門のプログラム例としては以下のものがあります。
- 障害特性と配慮
- タスク管理・時間管理
- 感覚過敏・鈍麻(どんま)対策
- 適職発見
- etc
統合失調コース
統合失調に特化したトレーニングを提供します。
また、障害の特性を理解し、働く自信を身につけます。
統合失調専門のプログラム例としては以下のものがあります。
- 症状理解
- 服薬管理
- 自分ヒストリー
- etc
聴覚障害コース
聴覚障害に特化したトレーニングを提供します。
聞こえ方による人間関係の悩み、ストレスを軽減させます。
聴覚障害専門のプログラム例としては以下のものがあります。
- 症状理解
- ビジネスコミュニケーション
- etc
難病コース
難病に特化したプログラムで、安定して長く働くことを目指します。
難病専門のプログラム例としては以下のものがあります。
- 症状理解
- 服薬管理
- ストレスマネジメント
- etc
【番外編】atGPジョブトレIT・Web
上述までのatGPの障害別コースとは別枠で、「atGPジョブトレIT・Web」があります。
atGPジョブトレ障害コースでは事務職で活躍できるスキルを身につけるのに対し、atGPジョブトレIT・WebではWeb制作スキル取得を目指します。
最近はデジタルハリウッドとも提携し、未経験でもWeb制作スキル学べるプログラムになっています。
まとめ:atGPジョブトレを利用して就職を成功させよう
いかがだったでしょうか。今回はatGPジョブトレを紹介しました。
atGPジョブトレは実績も高く、就労移行支援の中でもトップクラスのサービスを展開していることが分かりました。
特に障害別にコースが分かれており、障害に特化したプログラムは、障害者が長く働くことに貢献してくれます。
また、口コミ・評判も総じて良く、利用者の満足度が非常に高いです。
就労移行支援は全国に数多くありますが、まずはatGPジョブトレを候補に入れて損はないでしょう。
ぜひ、一度見学してみてください。