就労移行支援
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就労移行支援は意味ないって本当!?

就労移行支援
あつき
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  • 就労移行支援 意味ない
  • 就労移行支援 ひどい
  • 就労移行支援 就職できない
  • 就労移行支援 無駄

「就労移行支援」と検索すると、ネガティブな検索キーワードがたくさん出てきます。

「就労移行支援を利用して良かった」と思う利用者がいる一方で、上のように感じる人も一定数いるようです。

そこで今回は、「就労移行支援を利用しようか迷っている人」に向けて記事を書いていこうと思います。

記事内容は以下の通りです。

  1. 就労移行支援が意味ないと言われる理由
  2. 就労移行支援は本当に意味ないのか?
  3. 就労移行支援を意味あるものにするために

本記事を読むことで、就労移行支援を利用するべきかどうかが分かります。

あつき
あつき

筆者はいま就労移行支援を利用しています。利用者としての視点を入れながら就労移行支援の実態をお伝えします。

就労移行支援について丁寧に解説していきますので、最後までお読みください。

就労移行支援が意味ないと言われる理由

「就労移行支援は意味ない」と言う人が、よく挙げる理由を2つ紹介します。

それは、

  1. 就労移行支援を利用しても就職できない
  2. 就労移行支援のカリキュラムは簡単すぎる

です。それでは1つずつ見ていきましょう。

①就労移行支援を利用しても就職できない

まず、圧倒的によく聞くのが「就労移行支援を利用したが就職できなかった」。

就労移行支援を利用する人の目的は、就職することです。

その目的「就職する」が達成できなかったとなると、不満が漏れるのも仕方のないことかもしれません。

では実際のところ、就労移行支援を利用しても就職できない人はどれくらいいるのでしょうか。

こんなデータがあります。

移行率
参考:就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について(厚生労働省HPより)

サービス利用終了者に占める一般就労への移行者の割合の推移です。

簡単に言うと、就労移行支援を卒業し、企業へ就職できた人がどれだけいるかを示しています。

グラフから、企業へ就職できた人の割合は52.9%(平成30年度)。

つまり、就労移行支援の卒業生で企業に就職できた人は、2人に1人ということです。

これを聞いてしまうと、「就労移行支援を利用しても就職できない」という声もあながち間違っていないことが分かります。

②就労移行支援のカリキュラムは簡単すぎる

就労移行支援が意味ない理由として、次によく聞くのは「就労移行支援のカリキュラムは簡単すぎる」です。

就労移行支援のカリキュラムは、大まかに分類するとこんな感じです。

  • 生活リズムを整える
  • 安定して通所する
  • 自分の障害を理解する(自己理解)
  • コミュニケーションスキルを学ぶ
  • 基礎的なビジネススキルを学ぶ

特に、就労移行支援で学ぶ『基礎的なビジネススキル』に対して、「内容が簡単すぎて役に立たない」と言う人が多いです。

多くの事業所で学ぶ『ビジネススキル』の内容は、基礎的なPCスキルが中心です。

基礎的なPCスキルを学ぶ事業所が多い理由は、障害者雇用の求人は事務職が大部分を占めているからです。

そのため、専門スキルを身に付けたい人にとっては、物足りないと感じることがあります。

就労移行支援は本当に意味ないのか?

ここまで、「就労移行支援は意味ない」と言われる理由を紹介しました。

  • 就労移行支援を利用しても就職できない
  • 就労移行支援のカリキュラムは簡単すぎる

これらに対して、筆者の意見を述べていきます。

①「就職できない」に対する答え

上述の通り、就労移行支援の卒業生の52.9%しか、企業に就職できていません。

なぜ就労移行支援に通っているにも関わらず、就職へ繋がらないでしょうか。

これには、事業者側と利用者側の双方に問題があります。

事業所側の問題点

「就労移行支援は意味ない」と言う人の主張として真っ先に挙がるのは、「事業所が悪い」です。

事業所側の問題点としては下記があります。

事業者側の問題
  1. スタッフの質が悪い
  2. 悪質な事業所がある
①スタッフの質が悪い

事業所のスタッフの中には、質の悪いスタッフもいます。

就労移行支援のスタッフであるにも関わらず、障害に対する理解が乏しいなんていうことも。

また、専門資格を持ったスタッフが少ない事業所もあります。

専門資格を持ったスタッフがいない事業所は、就職率が低いというデータもあります。

このように事業所側が原因で、就職に繋がらないこともあります。

②悪質な事業所がある

下のグラフを見てください。

就労移行支援_移行率
参考:就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について(厚生労働省HPより)

就労移行支援事業所による一般就労への移行率別の施設割合の推移です。

ちょっと何を言っているか分かりにくと思いますが、注目して欲しいのは

全国の就労移行支援事業所のうち約30%(H28年4月)が、利用者の就職率が0%という事実です。

就労移行支援の運営は、国からお金を得て成り立っています。

事業所が国から受け取るお金の金額は、主に

  • 利用者数
  • 就職者数と定着率

で決まってきます。

そのため、

  • 体調が悪くても無理やり毎日通所させる(通所した人数が利用者数としてカウントされるため)
  • 就職可能な状態に関わらず就職させない

という悪質な事業所があります。

利用者の就職より、利益を優先する。

このような事業所を利用したために、就職できないことがあります。

利用者側の問題点

「就労移行支援は意味ない」と言う人は、事業所側の問題点を挙げますが、利用者側に問題がある場合もあります。

利用者側の問題点を挙げると、

利用者側の問題
  1. 安定して通所できていない
  2. 自分の障害を理解していない
  3. コミュニケーションスキルがない
  4. ただ通っているだけ、受け身でいる
  5. 就職に対する理想が高すぎる

1つ1つ見ていきましょう。

①安定して通所できていない

就職して仕事をするためには「毎日出社できる」ことは最低条件です。

企業に就職すれば、毎日出社は当たり前のこと。

そのためには、「体調が安定している」「規則正しい生活ができている」「1日働く体力がある」必要があります。

このことは、就労移行支援に毎朝同じ時間に通所できているかで確認できます。

もし、事業所に毎日通所できていなければ、就職しても毎日出社できないことは容易に想像できます。

事業所のスタッフは、安定して通所できていない利用者を、就職活動させるわけにはいきません。

就職できたとしても、長く働けないことは目に見えているからです。

「会社で働く時と同じように、就労移行支援に通所できている」は、就職の大事な要素です。

②自分の障害を理解していない

企業で長く働くためには、下記ができる必要があります。

  1. 他人へ自分の障害を説明できる
  2. 自分で自分の障害に対処できる

❶は障害に配慮してもらうために、❷は長く仕事を続けるために必要です。

特に❷は軽視されがちですが、障害により起きる問題に、自分で対処できることは大事なスキルです。

これらを身に付けるための「障害理解」講座は、どの就労移行支援にも必ず用意されています。

上記のことができないと、就職できません。

③コミュニケーションスキルがない

職場で円滑に業務を進めるために、コミュニケーションスキルは必須です。

企業は面接の中で、あなたのコミュニケーションスキルを確認します。

不得意な人もいると思いますが、業務に支障が出ない程度の、最低限のコミュニケーションはできなければなりません。

こちらも、就職できない原因になりえます。

④ただ通っているだけ、受け身でいる

実際に就労移行支援を利用している僕が感じるのは、利用者によって取り組む姿勢は全然違うということです。

利用者を見ていると6割くらいの人は、ただ通っているだけという印象です。

「講義中ずっとスマホをいじっている人」「一日中YouTubeを見てる人」「一日中ゲームをしてる人」「一日中寝ている人」、中には「競馬している人」もいて本当に驚かされます。

就労移行支援にただ通っているだけでは、就職に繋がりません。

就職という目標に向かって行動している人が、就職できます。

当たり前のことですが、受け身の人は就職できません。

⑤就職に対する理想が高すぎる

就労移行支援を利用する場合、企業の障害者枠に応募するのが一般的です。

障害者枠は一般枠と比較すると、待遇や条件の悪いことが多いです。

これは障害者枠のデメリットであります。

ただし、長く働くためには、障害に対する配慮は必須ですので、ある程度受け入れる必要があります。

好待遇や好条件の求人ばかり探していると、なかなか条件に当てはまる求人に出会えず、就職できないです。

障害者雇用のメリット・デメリットは下記にまとめていますので参考にしてください。

障害者雇用はデメリットしかないって本当?メリット・デメリットを解説
障害者雇用はデメリットしかないって本当?メリット・デメリットを解説

②「カリキュラムが簡単すぎる」に対する答え

上述の通り、就労移行支援のカリキュラムは

  • 生活リズムを整える
  • 安定して通所する
  • 自分の障害を理解する(自己理解)
  • コミュニケーションスキルを学ぶ
  • 基礎的なビジネススキルを学ぶ

が主です。

そして「ビジネススキルのカリキュラムが簡単すぎる」とよく言われます。

これに対する筆者の見解は、「就労移行支援で学ぶビジネススキルは、おまけのようなもの」ということです。

就労移行支援は、会社で何かお困りごとがあった人が通う場所です。

そのほとんどは、ビジネススキルが足りないことが原因ではなく、人間関係であったり、自身の障害や病気が原因のはずです。

下のグラフは精神障害者の離職理由です。

参考:平成30年版厚生労働白書(厚生労働省)

人間関係が上手くいかなかった、体力・意欲が続かなかった、病気が悪化した等が挙げられています。

ここから分かることは、就労移行支援で学ぶべきは、ビジネススキルではなく下記だと考えます。

  • 生活リズムを整える
  • 安定して通所する
  • 自分の障害を理解する(自己理解)
  • コミュニケーションスキルを学ぶ

こう言うと、「上の4つは出来てるよ」と言う声が聞こえてきそうですが、そうであれば就労移行支援を利用するのではなく、就職活動に取り組むべきでしょう。

ただ、就労移行支援のカリキュラムに不満を抱くのは、自分に足りてない部分を客観的に見れていない可能性が高いです。

この場合、就職に成功しても、長く安定して働けないでしょう。

以上から、「カリキュラムが簡単すぎるから、就労移行支援は意味ない」は、安易な考えと言えるでしょう。

就労移行支援を意味あるものにするために

ここまで、「就労移行支援は意味ない」について説明してきました。

ここからは就労移行支援を意味あるものにするための3つのポイントを解説します。

3つのポイントは、

  1. 良い就労移行支援事業所を選ぼう
  2. 就労移行支援を利用する目的を理解しよう
  3. 自発的に行動しよう

①良い就労移行支援事業所を選ぼう

上でも述べましたが、悪質な就労移行支援があるのも事実です。

せっかく就労移行支援を利用するなら、良い事業所を見つけましょう。

良い事業所と悪い事業所を見分けるために、以下を確認してください。

  1. 就職率と定着率
  2. 専門資格を持ったスタッフの人数
  3. 事業所やスタッフ、利用者の雰囲気
  4. カリキュラムの内容
  5. 事業所の場所
  6. サポート内容
  7. 対象障害

就労移行支援の選び方は下記記事で丁寧に解説しています。参考にしてください。

【就職したい方向け】良い就労移行支援の選び方
【就職したい方向け】良い就労移行支援の選び方

また、おすすめの就労移行支援をまとめていますので、参考にしてください。

【2024年最新】就労移行支援おすすめ15選(利用経験者が解説!)
【2024年最新】就労移行支援おすすめ15選(利用経験者が解説!)

②就労移行支援を利用する目的と目標を理解しよう

就労移行支援を利用する目的は「就職すること」です。

もっと踏み込んで言うと「就職して長く安定して働くこと」です。

目標にすべきは

  • 生活リズムを整える
  • 安定して通所する
  • 自分の障害を理解する(自己理解)
  • コミュニケーションスキルを学ぶ

です。

このことを頭に入れておきましょう。

③自発的に行動しよう

就労移行支援を利用しても就職できない人の多くは、受け身でいる人です。

受け身の人は、就労移行支援を利用しても、働くために必要なスキルが身に付きません。

就職したいという意思を持って、自発的に行動しましょう。

まとめ:就労移行支援が役に立つかはあなた次第

いかがだったでしょうか。

「就労移行支援は意味ないのか?」というテーマで解説してきました。

就労移行支援は、役に立つか・立たないかはあなた次第です。

就労移行支援を意味あるものにするためのポイントは以下の通り

就労移行支援を意味あるのものにするために
  1. 良い就労移行支援事業所を選ぼう
  2. 就労移行支援を利用する目的を理解しよう
  3. 自発的に行動しよう

就労移行支援を利用し、就職を成功させましょう。

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うつ病と共に働く会社員。

仕事を頑張りすぎてうつ病(双極性障害)に。3度の休職と復職を経験。2022年5月に復職し2年が経過。障害者手帳3級。

うつ病になっても社会復帰できる社会を作りたい。「うつ病と共に働く」「うつ病と共に生きる」をテーマに投稿しています。

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