体験談(うつ病)

うつ病になってこんなサポートが嬉しかった|うつ病当事者が解説

あつき

こんにちは、うつ病会社員のあつきです(@conttogrow_pro

今日は「うつ病になって嬉しかったサポート」というテーマでお話しします。

あつき
あつき

筆者は2019年4月に仕事が原因でうつ病になりました。

3年以上の闘病生活を経て、ようやく寛解と言える状態まで回復しました。

その間たくさんの人たちに支えられて、ここまで来ました。

支えてくれた人たちのおかけで寛解したと言っても過言ではありません。

支えてくれる人がいなければ、いま僕はこの世にいなかったと思います。

それくらい僕にとって周囲の人のサポートは大切した。

しかし世の中にはうつ病に関する情報は溢れている一方で、うつ病の人を支える側についての情報は少ない印象です。

そのため多くの人がうつ病の人にどう接したらいいか分からないのが現状だと思います。

そこで今回はうつ病で3年以上苦しんだ当事者が、「こんなサポートをされて嬉しかった」「こんなサポートに助けられた」を解説します。

大切な人がうつ病になってしまった、そんな人たちに役立ててもらえればと思います。

注意点

筆者は医者でもうつ病の専門家でもありません。

一個人の体験談をもとにお話しますので、参考程度にお読みください。

うつ病は死に至る病

まずはうつ病の人を支える人に知っておいてほしいことがあります。

それは「うつ病は死に至る病である」ということです。

うつ病はゆっくりと時間をかけて患者の精神と肉体を蝕み、追い詰め、最後は自殺に追い込みます。

死ぬ時に自分で自分を殺めるという点は、癌などの他の病気とは違いますが、最終的な結果は同じです。

サポーターの人には癌と同じくらい大変な病気であるということを知っていてほしいです。

決して病気の大変さに優劣をつけたいわけではありません。

しかしうつ病という病気は、他の病気よりも軽く見られているように感じます。

そのためここでは、大変だとイメージしやすい癌を例として出しました。

嬉しかったサポート

それでは本題に入ります。

筆者が療養をしていたとき、嬉しかったサポートを紹介します。

嬉しかったサポート
  1. 生きること以上を求められなかった
  2. 生活できるだけの金銭サポートをしてくれた
  3. 病気が治るまでずっと休んでていいと言ってくれた

①生きること以上を求められなかった

うつ病になり実家に帰って療養していました。

その時に母や祖母にたびたび言われていたことがあります。

それは「生きてればそれでいい」でした。

実家に帰って僕がしていたことはただ生きているだけでした。

それ以外のことは何も出来ませんでした。

そんな僕に対して母や祖母はそれ以上のことを求めませんでした。

うつ病の人が療養している様子は、周りから見ると何もしていないように見えます。

痺れを切らした周囲の人は

  • ずっと休んでいないで〇〇してほしい
  • 動かないと良くならないよ

と文句を言ったり、助言をしたりします。

しかしそれが出来ないのがうつ病という病気です。

うつ病になった当事者にしか分からないことですが、うつ病になると生命維持をするだけで精一杯になります。

例えると、バッテリー残量1%の壊れかけのスマホです。

充電器に繋ぐことでかろうじて1%を維持しているけれど、何か負荷をかけると一気にバッテリー残量はゼロに。

休む(寝ている)ことでギリギリ生きています。

そんな自分にとって「生きているだけでいい」と言う母と祖母の存在は本当にありがたかったです。

②生活できるだけの金銭サポートをしてくれた

療養していたときに筆者が嬉しかったサポート2つ目は、生活できるだけの金銭サポートです。

うつ病になり仕事を休んでいると当然収入がなくなります。

うつ病の人はうつの症状によりネガティブになっているので、働けない→お金ない→生活できない→死ぬしかないとい思考におちいります。

またうつ病の人が一家の大黒柱だった場合、家族も不安になりうつ病の人に早く働いてほしいという圧力をかけがちです。

このような経緯から多くのうつ病の人は焦って仕事に復帰しようとします。

しかしこれが罠で体調がよくなっていないのにも関わらず仕事に復帰すると、仕事のストレスから体調がさらに悪化し再休職になります。

仕事に復帰する前より体調が悪化しているため、治療はやり直しに。

復帰を急ぐあまり遠回りになるケースが多いです。

うつ病の人にとって金銭面での心理的負担は非常に大きいです。

治療に専念させるためにも、お金の心配を取り除いてあげることは重要です。

「お金の心配はしないで!私たちがどうにかするよ」

筆者はこの言葉に本当に救われました。

③病気が治るまでずっと休んでていいと言ってくれた

嬉しかったこと3つ目は「病気が治るまでずっと休んでていい」と言われたことです。

うつ病の人にとっても、サポートする人にとっても、治療にどれくらい時間がかかるかは分からず不安の日々が続きます。

先の見えないのがうつ病の治療です。

自分は「休職できる期間ももう少なくなってきた…やばい」と焦っていましたが

そんな自分に母は

「治るまで休んでいればいいよ、仕事だって辞めたら良いじゃん」

と言ってくれ、ホッとした記憶があります。

  • 焦る必要はないよ
  • じっくり治していこう
  • 治るまでここにいて良いよ

こんな言葉をかければ、うつ病の人が背負っている荷物を少しだけ下ろすことができるでしょう。

嬉しかったサポート
  1. 生きること以上を求められなかった
  2. 生活できるだけの金銭サポートをしてくれた
  3. 病気が治るまでずっと休んでていいと言ってくれた

サポートの方針

ここまで自分が療養していたときに、嬉しかったサポートを紹介してきました。

ここまでを要約するとこんな感じになります。

うつ病の人にかかる心理的な負担を可能な限り取り除き、治療に専念させる(休ませる)

うつ病の人の頭の中はネガティブな思考でいっぱいです。

この状態では治療が進んでいきません。

治療に専念させるために、心理的な負担を取り除いてあげる。

これを実践するとうつ病の人の助けになると思います。

サポーターが頭に入れておきたいこと

最後にうつ病の人を支えるサポーターに伝えたいことがあります。

それはうつ病の人と共倒れしないようにするということです。

よく聞く話ですが、うつ病の人を支えていたサポーターもうつ病になってしまうケースがあります。

うつ病の当事者がツラいのはもちろんのことですが、同様にサポーターだってすごくツラい気持ちになります。

そこで無理をしサポーターもうつ病になってしまうと悲惨です。

場合によっては家庭が崩壊します。

それはうつ病の人も望んでいません。

サポーターは、うつ病の人と適度な距離をとりながら、自身の心の健康を保ってください。

そもそもうつ病の治療に関して、サポーターができることは少ないです。

治ると信じて待つ時間が大半です。

気負わず気長に見守っていただければと思います。

また批判覚悟で言いますが、ずっと支えるのが無理だと感じたら離れるのもありです。

全員が不幸になる道を選ぶ必要はないと思います。

まとめ

ここまでうつ病当事者である自分が、嬉しかったサポートを解説してきました。

まとめると

嬉しかったサポート
  1. 生きること以上を求められなかった
  2. 生活できるだけの金銭サポートをしてくれた
  3. 病気が治るまでずっと休んでていいと言ってくれた
サポーターの方針

うつ病の人にかかる心理的な負担を可能な限り取り除き、治療に専念させる(休ませる)

そして、うつ病の人を支えるサポーターの心の健康も大事であることをお伝えしました。

当事者にとってもサポータにとってもすごく大変な病気ですが、一緒に乗り越えていけるといいですね。

この記事が皆様のお役に立てたら嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT ME
あつき
あつき
うつ病会社員
「うつ病と共に働く」うつ病会社員

新卒で配属された部署が鬼忙しい▶︎ 頑張りすぎてうつ病(双極性障害)に▶︎ 休職▶︎ 2022年1月に寛解▶︎ リワークに通う▶︎ 2022年5月に3度目の復職

リワークで心理療法を学び、考え方と生き方を変えました。自分の体験談をもとに「うつ病と共に働く術」を発信します。
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