ミラトレってどうなの?口コミ・評判まで徹底調査!|就労移行支援
この記事では、就労移行支援サービス「ミラトレ」を徹底解説していきます!
- ミラトレってどうなの?
- ミラトレの口コミ・評判を知りたい!
- おすすめの就労移行支援ってどれ?
こんな風に思っている方は多いのではないでしょうか。
筆者も、就労移行支援を現在利用しており、利用施設を選ぶ際はかなり迷いました。
そこで今回は、ミラトレの特徴から口コミ・評判まで徹底調査していきます!
記事内容は以下の通りです。
- ミラトレの実績
- ミラトレの口コミ・評判
- ミラトレの特徴
- ミラトレのサービス内容
本記事を読むことで、あなたにミラトレが合うかが分かります。
ミラトレについて、分かりやすく解説します。ぜひご覧ください。
筆者は双極性障害で、現在は就労移行支援を利用しています。障害者目線で解説します。
ミラトレの概要
基礎情報
ミラトレの運営会社は、パーソルチャレンジ。
パーソルチャレンジは、総合人材サービス「パーソルグループ」の特例子会社として、障害のある社員とともに働く会社です。
パーソルチャレンジは、就労移行支援以外にも、障害者向け就職・転職サービス「dodaチャレンジ」を運営しており、障害者雇用に関して豊富なノウハウを持っているのが強みです。
利用料金
就労移行支援の料金は、国の定める法律により決まっており、利用者の収入よって異なります。
自己負担の月々の上限金額は、下記のように前年度の住民税に応じて設定されています。
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
---|---|---|
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満*) | 9300円 |
一般2 | 上記以外 | 37200円 |
* 収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります
ちなみに筆者の場合、負担上限月額9300円でした。
この場合、1ヶ月間毎日利用しても月額9300円で済みます。
atGPジョブトレの利用者の過半数以上は無料で利用しています。
ご自身の負担上限額を知りたい方は、お住まいの地域の障害福祉課へお問い合せください。
ミラトレの実績と利用者データ
就職率85%
全国の就労移行支援事業所の平均就職率は53%です。
それに対して、ミラトレの平均就職率は85%と、全国平均を大きく上回っています。
ミラトレ利用者がしっかり就職までできていることが分かります。
就職後の定着率90%
ミラトレHPより
ミラトレ卒業生の半年後の職場定着率(仕事を継続している人の割合)は90%です。
卒業生の大半は精神障害者で、精神障害者の全国平均定着率60%と比べても、非常に高い数値であることが分かります。
これはミラトレが就職だけでなく職場定着まで力を入れているためです。
卒業後は多様な進路へ
ミラトレ卒業生は、上記のように様々な業種・職種に就職しています。
様々な企業と関係づくりを行なっている「ミラトレ」と障害者向けの就職・転職支援を行なっている「dodaチャレンジ」が連携することで、多彩な就職先候補を提供できています。
これは、「就労移行支援(ミラトレ)」と「就職・転職サービス(dodaチャレンジ)」を運営しているパーソルチャレンジだからこそ出来る技です。
利用者満足度は約90%
ミラトレの利用者満足度は約90%です。
利用者のほとんどが満足と評価しており、質の高いサポートをしていることが伺えます。
利用者データ
ミラトレの利用者データです。
幅広い方に利用されています。
利用者は約1年で卒業
ミラトレの利用者は、平均して約1年で卒業しています。
利用者の希望に合わせて、就職までの期間を設定することも可能です。
- 平均就職率:85%(全国平均53%)
- 職場定着率:90%(全国平均60%)
- 利用者満足度:約90%
ミラトレの口コミ・評判
ミラトレの良い口コミ・評判
スタッフも親切だし、プログラムもたのしい。通っている人もいい人ばかり(太字筆者)
症状が悪化して仕事を休職し、そのまま退職。その間に生活リズムが乱れてしまいました。通所当初は体力もなく週1日しか通えませんでしたが、短期目標を設定して今では週5日通所できるように。前職の人間関係がトラウマでネガティブ思考に陥りがちでしたが、メタ認知の講座や支援員への相談によって悩みを抱え込むことも減りました。(太字筆者)
周囲に障害を知らせずはたらいてきたため、長続きせず将来への不安や恐怖がありました。主治医の勧めでミラトレを知り、メンタル講座などのプログラムで精神を安定させながらグループワークにも参加しています。同じ障害を抱えながらも、目標に向かって頑張る仲間がいることが励みになり、今は週5日通所を継続できています。(太字筆者)
まずは週3日、午前のみの通所から始め、規則正しい生活や早寝早起きを心掛けました。ハーブティーやストレッチなどのリラックス方法もいろいろと見つけています。コミュニケーションが苦手でしたが、講座を通してポジティブ思考や自己分析方法を学び、自己発信や報連相が行えるようになったと実感しています。(太字筆者)
自分一人での転職活動に限界を感じ、ミラトレを利用しました。人と話すことが苦手でしたが、グループワークや疑似就労がトレーニングになり、コミュニケーション能力が上がってきたと実感しています。また、身だしなみを含め生活面も改善することができました。(太字筆者)
ミラトレの良い口コミ・評判をまとめると、
- スタッフが親切
- 目標を設定し段階的に成長できる
- 目標に向かって頑張る仲間がいる
- 講座を通して様々なスキルを身に付けることができる
- グループワークや疑似就労で実践スキルを身に付けることができる
口コミから、利用者が目標に向かって頑張れる環境が整っていることが分かりました。
親切なスタッフ、一緒に頑張る仲間がいるということで、事業所の雰囲気の良さを感じることができます。
また、講座を通して様々なスキルを身に付いたと感じる利用者が多いようでした。
ミラトレの悪い口コミ・評判
スタッフによって態度が違く もう二度と行きたないです。 あまりおすすめはできないです。(太字筆者)
何か月か前に体験入所しました。すぐに利用者間での深刻な対立があるのに気づきました。そのためか休み時間に陰口を多く聞かされました。ということで、プログラムでは、何を噂されるか怖くて発言できませんでした。仮想職場としてはありえない環境で、スタッフは何も対処できないように見えました。(一部抜粋、太字筆者)
訓練が基本しか行われず、社会人経験者にとっては、物凄く物足りない。 また、面接官が病気や学歴、職歴を理解していない。 病気の話でもすれ違いが生じる。 事業所の知識不足を感じました。(太字筆者)
ミラトレの悪い口コミ・評判をまとめると
- 態度の悪いスタッフもいる
- 障害理解が足りないスッタフもいる
- 雰囲気の悪い事業所もある
- 講座内容が物足りない
態度の悪いスタッフもいるということでした。
事業所によっては、雰囲気の悪い所もあるようです。
お住まいの地域のミラトレがどうか、事前に見学に行き、体験入学してみる必要がありそうですね。
ミラトレの特徴
ミラトレの良いところ
①特例子会社であり障害理解が深い
上でも述べましたが、ミラトレを運営する「パーソル チャレンジ」は、総合人材サービス「パーソルグループ」の特例子会社です。
特例子会社とは、障害者を雇用することを目的とした会社で、多くの障害者が働いていることが特徴です。
運営会社に多くの障害者が働いているため、障害に対する理解が非常に進んでいる会社です。
障害者のお仕事に関する経験・ノウハウの蓄積は、他のどのサービスにも負けません。
②運営会社が就職・転職サービスも運営
ミラトレを運営するパーソルチャレンジは、就職・転職サービス「dodaチャレンジ」も運営しています。
dodaチャレンジは障害者向け求人サイトの最大手で、障害者で就職・転職をしたことのある人で知らない人はいないでしょう。
ミラトレで就職活動する際は、dodaチャレンジのサービスも併用できるため、就職活動を優位に進めることができます。
③職場定着率が高い
下の表は、障害者の職場定着率です。
参考:障害種別ごとの一般企業への就職後の職場定着状況(厚生労働省HP)
ミラトレ利用者の80%は精神障害者ということなので、精神障害者の6ヶ月後の職場定着率と比較してみます。
精神障害は就職後に病気の症状が悪化したり再発する人が多く、6ヶ月後の職場定着率は61.6%と非常に低いです(ざっくり言うと就職した人の半分は辞めてしまいます)。
それに対し、ミラトレの職場定着率は90%で、高い数値を誇っています。
障害者が仕事を長く続けるためには様々なスキルが必要ですが、ミラトレのプログラムは非常に優秀であるため安心して取り組むことができます。
- 特例子会社であり障害理解が深い
- 運営会社が就職・転職サービスも運営
- 職場定着率が高い
ミラトレの悪いところ
①事業所数が少ない
関東・関西・愛知の計14ヶ所に事業所があります。
都市圏にしかないため、地方に住んでいる方は利用できません。
②専門スキルは身に付かない
これはミラトレに限ったことではありませんが、就労移行支援は専門スキルを身に付けるプログラムは少ない傾向にあります。
メインプログラムは、障害理解と基本的なビジネススキル取得が中心です。
もし、身につけたい専門スキルがある場合は、事業所を訪れ希望のカリキュラムがあるか確認しましょう。
- 事業所数が少ない
- 専門スキルは身に付かない
ミラトレのサービス
ここからはミラトレのサービス内容を紹介します。
利用者は、5つのStepで就職を目指します。
- 支援計画の作成
- 就職準備
- 企業見学・就労体験
- 就職活動
- 職場定着
①支援計画の作成
ミラトレでは、利用者一人ひとりの希望や状況、課題をヒアリングしながら、個別に支援計画を作成します。
利用中は、定期的に面談を行い、下記のことを確認します。
- 体調や生活状況、通所状況
- 目標達成度
- できたこと・できなかったことの分析
- 今後の課題・目標
その時々に、最適なプログラムを選びながら進めます。
②就職準備
ミラトレでは、様々なプログラムを通して、継続して働くために必要なスキルを身に付けていきます。
下記はプログラムの一例です。
- 障害理解・対処法
- 自己理解
- 生活リズムを整える