【2023年最新】障害者向け求人サイトおすすめ6選|よい求人に出会うためのコツを解説


おすすめの障害者向け求人サイトはどれ?
このようなお悩みを解決します。
障害者が就職活動をする場合、一般向けではなく障害者向けの求人サイト(転職サイト)を利用します。
しかし障害者向け求人サイトは数多く存在するため、どれを利用すればいいのか悩んでいる方も多いでしょう。
今回はこれから就職活動をする方に向けて、「絶対に登録したい求人サイト」と「あわせて登録したい求人サイト」を分けて紹介していきます。
本記事を読むことで、【あなたの就職を成功に導く】求人サイトが見つかります。

筆者は精神障害者です。障害者目線で解説します。
求人サイトを選ぶポイント


求人サイトはどうやって選んだらいい?
求人サイトを選ぶポイントは3つあります。
- 求人数が多いサイトを選ぶ
- 転職エージェントを兼ね備えたサイトを選ぶ
- サポートが充実しているサイトを選ぶ
①求人数が多いサイトを選ぶ
障害者枠の求人数は、一般枠に比べて非常に少ないのが現状です。
希望に合った仕事に出会うために、まずは求人数の多いサイトを選びましょう。

たくさんの候補の中から探せば、良い求人に出会う確率が上がるよ!
また余談になりますが、就職活動は複数の求人サイトを併用するのが鉄則です。
複数のサイトを利用すれば、たくさんの求人を見ることが可能です。
求人数の多いサイトを複数利用して良い求人に出会いましょう。
②転職エージェントを兼ね備えたサイトを選ぶ

転職エージェントってなに?
転職エージェントとは、キャリアアドバイザーがあなたと企業の仲介役になり、求人の紹介などを行うサービスです。
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーがあなたの就職活動を全面サポートします。

転職エージェントを兼ね備えた求人サイトに登録すると、キャリアアドバイザーがあなたの担当者としてつき、就職活動のお手伝いをします。
単に求人応募ができるサイトではなく、キャリアアドバイザーのサポートを受けられるサイトを選びましょう。
③サポートが充実しているサイトを選ぶ
求人サイトを選ぶ際の最後のポイントは、「サポートが充実しているサイトを選ぶ」です。
サポート内容は求人サイトによって異なりますが、最低限、下記のサポートが得られる求人サイト選びましょう。
- 転職エージェント機能を兼ね備えている(キャリアアドバイザーが担当者としてついてくれる)
- あなたに合った求人を紹介してくれる
- 就職に関する相談に乗ってくれる
- 応募書類の添削、面接の練習、面接の日程調整などをしてくれる
- 働く上での条件等を企業に交渉してくれる
就職活動を成功させる秘訣は、サポートが充実している求人サイトを選ぶことです。
- 求人数が多いサイトを選ぶ
- 転職エージェントを兼ね備えたサイトを選ぶ
- サポートが充実しているサイトを選ぶ
おすすめの障害者向け求人サイト一覧

おすすめの障害者向け求人サイトを一覧にまとめました。
dodaチャレンジ | atGP | LITALICO仕事ナビ | 障害者雇用バンク | ランスタッド | エージェントサーナ | |
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サービス名 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
評価 | (5.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (3.0 / 5.0) |
求人数 | 約1,700件 +非公開求人 (90%が非公開) | 約1,000件 +非公開求人 | 約4,000件 +非公開求人 | 約3,200件 +非公開求人 | 約350件 +非公開求人 | 非公開 |
サポート | 専任アドバイザー | 専任アドバイザー | 専任アドバイザー | 専任アドバイザー | 専任アドバイザー | 専任アドバイザー |
対象者 | 身体/精神/知的 | 身体/精神/知的 | 身体/精神/知的 | 身体/精神/知的 | 身体/精神/知的 | 身体 |
対象地域 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 (精神は東京・神奈川・千葉・埼玉のみ) | 関東/関西がメイン |
利用料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
おすすめ ポイント① | 【3つの実績】 転職支援数No.1 利用者満足度94% 定着率94% | 豊富なサービスラインナップ | 業界トップの公開求人数 | 業界第2位の公開求人数。ハローワークの求人も閲覧可能 | キャリアアップをサポート。正社員検討者が対象 | 身体障害者を支援して30年 |
おすすめ ポイント② | 求人の90%が非公開。業界トップクラスの求人数 | 検索機能が充実 | 就労移行支援業界No.1のLITALICOが運営 | 大手エージェントと多数提携。他エージェントの求人も紹介 | オーダーメイド求人 | 面談から2ヶ月内の内定率60% |
おすすめ ポイント③ | 障害に理解の深い特例子会社が運営 | 3つの就活方法を選べる | キャリアアドバイザーが好条件の求人を紹介 | 就労移行支援、就労継続支援も紹介 | 精神障害者を一都三県限定で手厚くサポート | 採用実績は1000件以上 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
絶対に登録したい障害者向け求人サイト3選

まずは「絶対に登録したい求人サイト」を3つ紹介します。
就職を成功させている人は、複数のサイトを併用したくさんの求人を見ています。
就職活動を始めたら、まずは下記3つのサイトに登録しておけば間違いないです。
絶対に登録したい求人サイト①:dodaチャレンジ

- 圧倒的な実績(転職支援数No.1/利用者満足度94%/定着率94%)
- 公開求人数は約1,700件、非公開求人数は全体の90%
- 特例子会社が運営しているため障害者への理解が深い
- 無料オンラインセミナーを開催
- 障害者のための転職・就職ガイドを公開中
「dodaチャレンジ(デューダ)」は、日本最大級の転職エージェントサービス「doda」の障害者に特化したサービスです。
運営会社のパーソルチャレンジは『障害者雇用を、成功させる』をミッションに掲げ、障害者の就職・転職支援サービスを展開しています。
障害者の転職支援数は国内No.1!障害者の就職活動と言えば「dodaチャレンジ」です。
就職活動を始めたら、最初に登録したいサービスと言えるでしょう。
①3つの圧倒的な実績

- 転職支援数No.1(2021年度厚生労働省「人材サービス総合サイト」より)
- 利用者満足度94%(2021年度カウンセリング後アンケートより)
- 定着率94%(2020年度6ヶ月就業継続率)
dodaチャレンジは上記の通り圧倒的な実績を叩き出しています。
圧倒的な実績は質の高いサービスから、質の高いサービスはキャリアアドバイザーによる徹底したサポートから成り立っています。
- あなたの可能性を広げるキャリアカウンセリング
- サイトには掲載されていない「非公開の求人情報」の紹介
- 求人紹介だけではなく、条件交渉も
- 面接や書類作成までフォロー
- さまざまな転職ノウハウを提供
それだけにとどまらず、オンラインセミナーの開催、転職・就職ガイドの公開など、就職活動を成功させるために必要な情報を全て無料で提供します。
②非公開求人が90%以上
dodaチャレンジは大手・優良、外資系、ニッチトップ企業まで幅広いラインナップの求人を保有しています。
サイトに公開されていない非公開求人は全体の90%にも上り、その中には応募が殺到するような人気な求人も含まれています。
業界トップクラスの求人数を保有していますので、あなたの希望に合った求人に出会える可能性が高いです。
③特例子会社が運営
dodaチャレンジを運営する「パーソルチャレンジ」は、総合人材サービス「パーソルグループ」の特例子会社です。
特例子会社とは障害者を雇用することを目的とした会社で、たくさんの障害者が働いています。
社員の65%が障害者手帳を保有。障害者の一番の理解者である障害者が活躍している会社のため、障害に対する理解が非常に深いです。
障害者雇用の経験・ノウハウは、他のどのサービスにも負けません。
- 圧倒的な実績(転職支援数No.1/利用者満足度94%/定着率94%)
- 公開求人数は約1,700件、非公開求人数は全体の90%
- 特例子会社が運営しているため障害者への理解が深い
- 無料オンラインセミナーを開催
- 障害者のための転職・就職ガイドを公開中
絶対に登録したい求人サイト②:atGP(アットジーピー)

- 転職サポート実績No.1/利用者満足度93%
- 豊富なサービスラインナップ
- 検索機能が充実
- 3つの就活方法を選べる(自己応募/スカウト/エージェント)
- さまざまな求人特集を公開中
「atGP(アットジーピー)」は、障害者向け求人サイトのパイオニアとして15年以上にわたり障害者の就職・転職をサポートしてきました。
転職サポート実績はNo.1*で、利用者と採用企業のよりよいマッチングを多く実現してきました。(*2021年2月株式会社メンバーズポップインサイトカンパニー調査結果より)
就労移行支援サービスも運営しており、障害者の就職準備から就職まで一括サポートします。
①豊富なサービスラインナップ
atGPは利用者の目的に合わせたさまざまなサービスを展開しています。
下記は一例ですが、atGPはこれだけ多くのサービスを手がけています。
- atGP転職(障害者専門の求人情報検索サービス)
- atGP転職[スカウト](障害者専門の転職・求人スカウトサービス)
- atGPエージェント(障害者専門の転職支援サービス)
- atGPハイクラス(障害者専門の年収500万円以上を目指す転職支援サービス)
- atGPジョブトレ(障害者の就労移行支援サービス)
- …etc
atGPに会員登録することでほぼ全てのサービスを利用できます(atGPジョブトレ等は別途、会員登録が必要)。登録しない手はありません。
②検索機能が充実
atGPは求人の検索機能が非常に充実しています。下記はatGPの求人検索の画面です。

「勤務地」「職種」で絞れるのはもちろんのこと、atGPでは「雇用形態」「希望年収」「障害配慮」「障害雇用実績」「こだわり条件」など細かく設定することができます。
特に「障害配慮」「障害雇用実績」はユニークで、他のサービスではありません。

たくさんの求人の中から、自分の希望にあったものを素早く見つけることが可能です。
③3つの就活方法を選べる
atGPでは3つの就活方法が用意されています。
- 自己応募(求人サイトから応募し1人で就活を進める)
- スカウト(Web履歴書を入力して企業からのスカウトを待つ)
- エージェント(専任アドバイザーと2人3脚で就活を進める)
特に「②スカウト」は他にない珍しいサービスです。
併用して利用することも可能で、ご自身の好みに合わせた就活方法を選ぶことができます。
- 転職サポート実績No.1/利用者満足度93%
- 豊富なサービスラインナップ
- 検索機能が充実
- 3つの就活方法を選べる(自己応募/スカウト/エージェント)
- さまざまな求人特集を公開中
気になるサイトがありましたら、こちらもあわせて登録してみてください。
絶対に登録したい求人サイト③:LITALICO仕事ナビ

- 業界トップの公開求人数(約4,100件)
- 給料の高いアルバイト/パート情報も探せる。地方の求人も多い
- 就労移行支援業界No.1のLITALICOが運営
- 障害者専門のキャリアアドバイザーが好条件の求人を紹介
- 就労移行支援/就労継続支援A型/就労継続支援B型も探せる
「LITALICO仕事ナビ」は、働くことに障害のある方の就職支援サイトです。
LITALICO仕事ナビに登録すると、障害者雇用の求人・就労移行継続支援A型B型・就労移行支援を探すことができます。
障害者の就職をトータルサポートします。
①業界トップの公開求人数!
LITALICO仕事ナビは、業界トップの公開求人数を有しています。
公開求人数はなんと4,100件以上。非公開求人も含めると膨大な数になります。
またLITALICO仕事ナビは給料の高い障害者向けアルバイト・パート求人も取り扱っており、いきなりフルタイム正社員は難しいと思う人にもおすすめです。
地方求人も多いため、とにかく多くの求人の中から選びたい人はのぞいてみるといいでしょう。
②就労移行支援業界No.1のLITALICOが運営
LITALICO仕事ナビは、就労移行支援業界No.1のLITALICOワークスも運営しています。
就労移行支援とは、一般企業への就職を目指す障害者を対象にした、就職サポートのことを言います。
LITALICOはこれまでに多くの障害者の就職サポートをしてきたため、障害者の就職に関する知識はどの求人サイトにも負けません。
③担当キャリアアドバイザーが好条件の求人を紹介
LITALICO仕事ナビは登録後に面談を行うと、担当のキャリアアドバイザーが好条件の求人を紹介してくれます。
「正社員」「在宅勤務可能」「障害者勤務中」「ハイキャリア」「未経験OK」などの条件を伝えることで、あなたの希望に合った求人に出会うことができます。
- 業界トップの公開求人数(約4,100件)
- 給料の高いアルバイト/パート情報も見れる。地方の求人も多い
- 就労移行支援業界No.1のLITALICOが運営
- 障害者専門のキャリアアドバイザーが好条件の求人を紹介
- 就労移行支援/就労継続支援A型/就労継続支援B型も探せる
あわせて登録したい障害者向け求人サイト

次に「あわせて登録したい求人サイト」を選びました。
あわせて登録したい求人サイト:障害者雇用バンク

- 業界トップクラスの公開求人数(約3,200件)
- ハローワークの求人も閲覧可能
- 大手エージェントと多数提携。他エージェントの求人も紹介
- 就労移行支援・就労継続支援も紹介可能
「障害者雇用バンク」は、障害者向けの就職・転職支援サービスです。
これまでは「エラビバ」の名称で運営されていましたが、2021年5月より「障害者雇用バンク」として生まれ変わりました。
比較的新しくできたサービスで、他の求人サイトにはない画期的なサービスを展開しています。
①業界トップクラスの公開求人数!ハローワークの求人も閲覧可能

障害者雇用バンクは、業界トップクラスの公開求人数を所有しています(LITALICO仕事ナビに次ぐ求人数)。
公開求人数は約3,200件でその内訳は、企業からの求人が約800件、ハローワークの求人が約2,400件です。
ハローワークの求人も一緒に見ることができるのは嬉しいですね。他にない画期的なサービスです。
②大手エージェントと多数提携!他エージェントの求人も紹介

障害者雇用バンクは、大手エージェントと多数提携しています。
利用者の希望にあった求人が他エージェントにあれば、他エージェントの紹介も可能です。
自社サイト・他社サイト含めて、求人を探してくれます。
③就労移行支援・就労継続支援も紹介可能
障害者雇用バンクは就職・転職支援だけでなく、就労移行支援・就労継続支援の紹介も行っています。
全国の就労支援事業所と提携しており、約19,000件の中からあなたにあった施設を紹介することができます。
就労支援施設で就労するために必要なスキルを身につけてから、就活に臨む人も多くいます。
就職に対して不安をお持ちの方におすすめです。
- 業界トップクラスの公開求人数(約3,200件)
- ハローワークの求人も閲覧可能
- 大手エージェントと多数提携。他エージェントの求人も紹介
- 就労移行支援・就労継続支援も紹介可能
あわせて登録したい求人サイト:ランスタッド

- キャリアアップをサポート。正社員検討者が対象
- 利用者にあわせたオーダーメイド求人を紹介
- 精神障害者を一都三県限定で手厚くサポート
「ランスタッド(Randstad)」は、世界38の国と地域に拠点を構える世界最大の総合人材サービスです。
そのランスタッドが手がける障害者向けサービスが、「ランスタッドチャレンジド」です。
日本国内に120のオフィスをかまえており、そのネットワークを活かした幅広い求人を紹介しています。
注)沖縄は対象外、精神障害をお持ちの人は一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)のみ紹介可能
①キャリアップをサポート。正社員検討者が対象
ランスタッドは他の就職・転職サービスと異なり、キャリアアップを明確に打ち出しています。
- キャリアアップを目指している方
- 20〜40代の正社員転職を検討している方
が利用対象者です。
障害者雇用の求人は非正規社員であったり給料が低めであったりと、一般雇用に比べると待遇が悪いことが多いです。
一方ランスタッドは、正社員や給料が高めの求人を多く取り扱っています。
②利用者にあわせたオーダーメイド求人を紹介
ランスタッドはいわゆる普通の求人(企業からの求人)だけでなく、オーダーメイド求人の紹介も可能です。
キャリアアドバイザーが利用者のキャリア・適正・将来性・希望などをヒアリングし、利用者にあった仕事を企業に提案して作り出します。
このようなオーダーメイド式の求人を紹介することで、利用者が長く活躍できる就職を実現します。
③精神障害者を一都三県限定で手厚くサポート
ランスタッドは精神障害者を、一都三県限定で手厚くサポートします(一都三県以外では利用できません)。
希望者には精神保健福祉士のサポートを受けることも可能です。
精神障害者は病状が不安定のため単純作業の仕事が多いですが、ランスタッドでは生きがいのある働き方を実現します。
ただし、注意点があります。
ランスタッドの精神障害者への求人紹介は、一般企業での就労実績のある人を対象としています。
就労実績がありキャリアアップを目指す方が利用可能です。
今よりいい待遇・給料を目指す方は登録してみてください。
- キャリアアップをサポート。正社員検討者が対象
- 利用者にあわせたオーダーメイド求人を紹介
- 精神障害者を一都三県限定で手厚くサポート
あわせて登録したい求人サイト:エージェントサーナ

- 身体障害者を支援して30年
- 面談から2ヶ月内の内定率60%
- 採用実績は1000件以上
「エージェントサーナ(AgentSana)」は、身体障害者の転職・就職を30年サポートしてきた老舗障害者求人サイトです。
30年の実績と経験から障害者の就職を徹底サポートします。
エージェントサーナは身体障害者をメインに就職支援をしています。
①面談から2ヶ月以内の内定率60%
障害者の就活は、一般的な就活と比べて企業とのマッチングが非常に難しいです。
これは企業の提示する条件と障害者の求める条件に隔たりがあるためです。
しかしエージェントサーナは高い内定率を出しており、面談から2ヶ月以内の内定率は60%です。
これほど高い内定率は、利用者の希望にあった求人を専任アドバイザーが適切に紹介してくれるからです。
②採用実績は1000件以上
エージェントサーナはこれまでに1000件以上の採用に関わってきました。
これほどの採用実績があるのは、業界トップクラスの求人数があるからです。
求人の全てが非公開となっており、そのうちの85%が独自の求人です。
障害者と企業のマッチングをいい形で実現してきた実績から、多くの企業から求人が寄せられています。
- 身体障害者を支援して30年
- 面談から2ヶ月内の内定率60%
- 採用実績は1000件以上
就職活動を始める前に知っておきたいこと

障害者が就職活動をするにあたり、知っておきたい基礎知識をまとめました。
- 障害を開示して就職すると職場定着率が高い
- 就職活動は複数サイトを併用するのが鉄則
- 就職に強い不安を感じるなら就労移行支援を利用する
①障害を開示して就職すると職場定着率が高い
障害者の就職にはオープン就労とクローズ就労があります。
- オープン就労:企業に障害を開示して就職する
- クローズ就労:企業に障害を隠して就職する
さまざまな理由からクローズ就労を選ぶか迷う人がいますが、当サイトではオープン就労をおすすめしています。
理由はクローズ就労をした場合、職場定着率が極端に低いからです(職場定着率:就職後、辞めずに働いている人の割合)。
下記グラフを見てください。

- 左のグラフ:障害者枠(オープン)で就職した人の職場定着率
- 真ん中のグラフ:一般枠 オープンで就職した人の職場定着率
- 右のグラフ:一般枠 クローズで就職した人の職場定着率
ご覧の通り、クローズで就職した人は、オープンで就職した人に比べて、職場定着率が非常に低いです。
右のグラフを見ると
- 身体障害:1年後に職場に残っている人は41.5%
- 知的障害:1年後に職場に残っている人は19.4%
- 精神障害:1年後に職場に残っている人は27.7%
職場定着率が一番高い身体障害でも、1年以内に半分以上の人が辞めていることが分かります。
障害者がクローズで就職した場合、すぐに辞めてしまう人が多いのが現状です。
そのため本サイトでは「オープン」で就職することをおすすめします。
②就職活動は複数サイトを併用するのが鉄則
障害者に限った話ではありませんが、就職活動は複数サイトを併用しながら進めるのが鉄則です。
特に障害者枠の求人数は、一般枠に比べて非常に少ないです。
複数サイトを併用することで、選択肢がぐんと広がります。
本記事では「絶対に登録したい求人サイト」を2つ厳選しました。
まずは2つのサイトに会員登録し良いスタートを切りましょう。
③就職に強い不安を感じるなら就労移行支援を利用する
もしあなたが就職活動に強い不安を持っているのなら、就労移行支援の利用を検討しましょう。
就労移行支援は、一般企業への就職を目指す障害者を対象にしたサービスです。
就職に必要な知識やスキルを習得し、就職後も職場に定着できるようにサポートを受けられます。
イメージは就職のための学校です。様々なサポートを受けながら就職を目指します。
就労移行支援のオススメは下記にまとめていますので、参考にしてください。

- 障害を開示して就職すると職場定着率が高い
- 就職活動は複数サイトを併用するのが鉄則
- 就職に強い不安を感じるなら就労移行支援を利用する
よい求人に出会うための3つのコツ

最後に、よい求人に出会うための3つのポイントを紹介します。
- 登録後の電話&カウンセリングを必ず受ける
- 自分の障害や経歴、希望は正確に伝える
- 障害者の昇進実績がある企業か確認する
①登録後の電話&カウンセリングを必ず受ける
本記事で紹介した求人サイトは、利用者に専任アドバイザーがつきます。
登録後から2週間をめどに
- 電話での簡単なヒアリング
- 詳細を確認するキャリアカウンセリング
が実施されます。
これらは、キャリアアドバイザーとの顔合わせの場でもあります。
電話でのヒアリングとカウンセリングを受けない場合、キャリアアドバイザーによる就職支援を受けられません。
よい求人に出会うために、必ず受けましょう。
②自分の障害や経歴、希望は正確に伝える
キャリアアドバイザーとの顔合わせが終わったら、就職活動が本格的に始まります。
利用者の障害や経歴、希望にあった求人を、キャリアアドバイザーが紹介してくれます。
ここでキャリアアドバイザーに正確な情報を伝えられていないと、自分に合った求人が紹介されません。
キャリアカウンセリングには、必ず自分の情報を整理してから臨みましょう。
あらかじめ、紙に書き出しておくことがおすすめです。
自己理解にも繋がりますので、必ずやりましょう。
③障害者の昇進実績がある企業か確認する
ヒアリングとキャリアカウンセングが終わると、キャリアアドバイザーからたくさんの求人が紹介されます。
紹介された求人の中から、自分がよいと思った求人を選び応募していきます。
求人を選ぶ際に確認してほしいのは、障害者の昇進実績があるかどうかです。
企業によっては、障害者の昇進ルートが用意されてない場合があります。
キャリアアドバイザーに確認すれば調査してくれますので、確認しておきましょう。
- 登録後の電話&カウンセリングを必ず受ける
- 自分の障害や経歴、希望は正確に伝える
- 障害者の昇進実績がある企業か確認する
おすすめの障害者向け求人サイトまとめ

「求人サイトを選ぶポイント」、「絶対に登録したい求人サイト」、「あわせて登録したい求人サイト」を解説しました。
上述の通り、障害者雇用の求人数は非常に少ないのが現状です。
それをカバーするためにも複数の求人サイトに登録しておくことをおすすめします。
まずは「絶対に登録したい求人サイト」に登録して、就職活動をスタートしましょう。
あなたの就職が成功する事を願っています。